No.004 

Xanavi NISMO GT-R R34 (ザナヴィ ニスモ GT-R R34)

 MODEL DATA
メーカー  タミヤ
スケール  1/24
全長  192mm
掲載日  2004/08/04

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・モデルについて
 2003年全日本GT選手権シリーズチャンピオンに輝いたGT-Rです。日産はこの年を最後にGT-Rでの参戦を終了し、2004年からベース車を「Z」に変更しました。と言うわけでこのGT-RでしばらくGT-Rは見納めということになります。
 プラモデルは2003年11月ごろにタミヤから発売され発売前に予約して買いました。しかーし1ヶ月もしないうちにエッチングパーツやらカーボンデカールやらが付属したスペシャルエディションが発売になり非常に悔しい思いをしました。悔しかったので(?)エッチングパーツだけ部品請求してやりました(苦笑)
 

・作ってみて
 2003年の12月にはすでに着手していたのですが、いろいろと失敗ぶっこきまして気が付けば8月になってしまいました・・・

失敗その壱(下地処理)
 基本どおりボディ成型の合わせ目を消すところまでは良かったのですがこの時に灰色のタミヤパテを一部使いました。この後ホワイトサーフェーサーを吹いたのですが薄っすらとタミヤパテが見えていました。「大丈夫だろう」とそのままイタリアンレッドを吹いたのが悲劇の始まり
 何回もレッドを吹いても灰色のパテが薄っすらと見えてしまい、そのうちレッドの塗り重ねし過ぎでボディがボッテリとした感じになってしまいとても見れたものではない状態に・・・。結局あきらめて泣く泣くレッドをシンナーで落としました。
 この時点ではルーバー(ボンネット部分の穴)は別に塗装して後から接着してごまかそうと思っていたのですが、ここまできたら先に接着してパテを盛ってつなぎ目を消すことにしました。このつなぎ目消しが面倒極まりない作業でした。まあ、完成後の姿をみたら消しといて正解でしたけど。

失敗その弐(デーカール貼る前の下地)
 ようやく塗装も終わりデカールを貼る段階まで来ました。デカールを貼る前に塗装を保護するためクリアを軽く吹きました。このあとクリアが乾燥するのを待ってデカールを貼りました。(すっげー大変だった。)そして更にデカールが乾燥するのを待ち最後にデカールをクリアでコートしたのですが、ここで悲劇第二章始まりでした。
 クリアを吹いて間もなく苦労して貼ったデカールの一部がプクプクと膨らんでくるではありませんか!!「タミヤのデカールはクリアコートに弱い」とどっかのページに掲載されていたのを思い出したのですが、よくよく見ると浮いてくるのはデカールを貼った塗装面がやけにざらざらしている部分でした。保護のためのクリアの表面が梨地のままデカールを貼ってしまったため密着せず、わずかに隙間ができていて浮いてしまったようです。デカールを貼る前にクリアを軽く平らにすればよかったのですが、これを怠ったためでした。浮いた部分は綿棒や針・爪楊枝等で何とか押さえつけ最悪の事態は間逃れましたが余計な時間を食ってしまいました。

 ・・・かなりすったもんだしましたがせっかくエッチングパーツも取り寄せたのでいろいろな部分を軽ーくディティールアップしてみました。

1.ボディ後部のリベット類は削り飛ばして塗装仕上げ後に伸ばしランナーで作り直し。
2.ボディのキャッチピンも削り飛ばして伸ばしランナーで作り直し。
3.リアウィング・窓枠等にカーボンデカールを使用
4.ワイパーをエッチングパーツに変更(モデラーズ・ワイパーセット)
5.シートベルトにSTUDIO27製シートベルトセットを使用。(3台分(1台は1/20用)で \1400・・高い)
6.アンテナを0.3mm真鍮線に、フロントのピート管(?)を真鍮パイプにそれぞれ交換。
7.給油口のパーツにボディの一部がくっついていたので切り離してそれぞれ組み立て。
8.リアウィンドウのスモークは実車用フィルムを使用。スモークを塗装するよりムラ無くできたが貼り方でちょっと失敗。段差ができてしまった・・セミグロスブラックをウィンドウの内側から塗る前にマスキングシールと同じ大きさに切って貼っておけば段差ができずにきれいにできたと思われる。
 

・完成して
 トラブル続きでしたがなんとか完成まで持ってこれました。「カー・モデルは下地が命」というのをいやっちゅうーほど痛感、正直挫折しそうになりました(苦笑)
 しかし苦労した分満足度は結構高いです。ディティールアップもそれなりに効果が出たのでよかったです。

 レース・カーでデカールの多い物はデカールを貼っている最中は「もう二度とやるもんか!」って思うんですが、完成するとその見栄えの良さにまた作りたくなるから不思議なものです。さて、次回は何を作ろうか・・・


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