<キットデータ>
作品No.:064
モデル名:Porsche 935 TURBO -MARTINI- 1976 Le-mans 24h
(ポルシェ’935ターボ -マルティーニ-1976年 ルマン24時間)
メーカー:TAMIYA(タミヤ)
スケール:1/20
全長x全幅x全高:203x105x60mm
<キットについて>
タミヤの1/20グランプリコレクション、マルティーニ・ポルシェ935ターボ1976をベースに、シュンコーのデカールと各部改造を施し、1976ルマン参戦仕様に仕上げました。
手元のキットは何度か再販がかかったときのもののようですが、金型が変わってるわけではないので、ボディの修正は大変な難工事となりました。(改造よりも大変)
<製作について>
選手権仕様とルマン仕様だと、ゼッケンNo.のほか、ホイール/エンジン周り/エンジンフード、などの違いが少ない資料から見て取れたので、この範囲で改造を行いました。その他、ディティールアップで仕上げました。
主な工作
・とにかくボディのヒケやらパーティングラインがすごかったので、ひたすら修正。
もちろんモールドも狭めて彫り直し。ルーフ両端の「ひさし」が省略されていたので追加
・エンジンのインタークーラーが大型化したものに換装されていたようなのでプラ板と汎用のラジエターメッシュで工作。取り付け位置も後方に移動しているためパイピングも変更。エンジンフードも大きく開口。
・エンジンにはプラグコードやインジェクター用の配線、メッシュホースなどを追加
・エンジンフード後端の空気抜き穴(?)4個を追加工
・ボンネットピンは洋白線とアルミパイプで自作。アンテナ、キルスイッチ関係も洋白線で作成
・メッシュ類は真鍮メッシュに置き換え
・フロントウィンドウは寸足らずで全く合わなかったので、塩ビ板をヒートプレスして置き換え
・ホイールは資料画像からメッシュだったようなので、フロントはディスクを外した状態とし、リアはクレーマーポルシェから拝借
・ロールケージは前方半分が省略されていたので、アルミ線で作成
・シートベルトを布シートとエッチングパーツに置き換え
ボディの塗装
ベース色:ファンデーションホワイト(フィニッシャーズ)
蛍光レッド(クレオス)
クリアー:オートクリア(フィニッシャーズ)
<感想>
いくらタミヤとは言え、40年以上前のキットとなると一筋縄ではいきませんでした。最近、発売されたばかりのキットばっかり作っていたってのも苦労した要因かと思われます。でも、すっかり忘れていたような工作を思い出す意味でも、たまに難物キットを手がけるのもいいかもしれません。あくまでも「たまに」ですが・・・w
<撮影データ>
カメラ:Nikon D7500
レンズ:タムロン28-75mm f 2.8 A09
撮影モード:マニュアル(シャッタースピード:1.3~1.6秒、絞り:f 32)
ISO:100、WB:マニュアル、ピクチャーコントロール:マニュアル